この世のウソ一覧
毎日薬を飲んでいる人へ
時折、結婚詐欺師に騙された女性のニュースを耳にすることがあります。
この記事をお読みの方も、そうしたニュースを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
結婚詐欺師に騙されている女性は、魅力的な彼と結婚するために、どんどんお金を貢いでいきます。
「実は、ボクは有名企業の御曹司なんだ。今は、父に任されたボクの事業がうまくいっていないんだ。だけど、もう少しだけお金があれば、うまくいくようになって、父に認められるはずだ。そうすれば、父の事業を継ぐことができ、晴れてキミと結婚して、夢のような結婚生活が送れるはずさ。」
そう言って、女性を騙すわけです。
女性にお金をもらう度に、
「これで、また一歩、キミとの結婚に近づいたね。」
そう言って、女性を喜ばせます。
(結婚に近づくって何?すぐに結婚すればいいんじゃないの?本当に好きなら、別にすぐにだって結婚できるはずだよね?)
そんな冷静なツッコみができればいいのでしょうけど、当の女性は、彼をいい人だと信じているし、未来のバラ色の結婚を思い描いているわけですから、その甘い言葉でコロッと騙されてしまいます。
結婚自体は、する気さえあれば、婚姻届けを書いて出せばいいだけなので、その日にもできます。事業のことだって、結婚して二人でやってもいいわけです。それなのに結婚しないというのは、やはり結婚をする意思がないということになるでしょう。
客観的に物事を見ればわかることでも、当事者の恋する女性には難しいことなのかもしれません。
結婚詐欺師に騙される女性の中には、お金がなくなって、会社のお金にまで手をつける女性もいます。そうやって、なんとかお金を毎回持っていくのですが、念願の結婚はいつまで経っても、してもらえないという顛末です。しびれを切らして結婚を強引に迫ったり、貢ぐお金がなくなったと伝えたりすると、彼はトンヅラ。どこを探しても見つかりません。
「あれだけ貢いだのに…。」
そう思っても後の祭りです。だまし取られたお金や時間は、もう返っては来ないのです。
結婚詐欺師に騙されていた女性の友人は、前々から
「あなた騙されているんじゃないの?なんでそんなにお金を要求されているの?悪い人なんじゃないの?」
と散々口を酸っぱく忠告してきたにもかかわらず、当の本人は
「いえ、そんなことあるはずがないわ!あの人はいい人なんだから、やめてよ!!!」
その一点張りです。
本人は、結婚詐欺師の彼に何度も優しくされた体験があり、
「彼は絶対いい人なんだから、騙すはずなんてないわ。」
そう堅く信じて疑わないのです。
もちろん、その女性と会っている時の彼は、100%優しいわけです。そりゃあ、彼からすれば、優しくしたら、いくらでもお金をくれる便利な打ち出の小槌であり、金づるの女性なのですから、優しくするに決まっています。
でも、女性からしたら、優しい彼しか見たことがないので、彼はなんて優しいの、となり、疑うことができないのです。
さて、前置きが長くなりましたが、この記事で話したいことは、結婚詐欺ではありません。
医者や薬についてです。
なぜ、その前置きに結婚詐欺師について語ったかと言うと、医療および製薬業界と実態がとてもソックリだからです。
それでは、今この記事をお読みの皆さんが、医薬業界をどの程度理解しているか、クイズを出しましょう。
あなたは、「医療業界(大学病院・医学部)」と「製薬業界(製薬会社)」では、どちらの立場が上だと思いますか?
おそらく多くの人は「そりゃあ、製薬会社の営業は、医者に頭が上がらないんだから、医療業界のほうが上だろう」と思うことでしょう。
しかし、実際は逆なのです。医学研究機関(大学病院)の研究費は、製薬業界から出ています。医学研究機関は、製薬業界にお金をもらわなければ研究ができず、製薬業界の言いなりになるしかないのです。
もちろん、個々の製薬会社の営業は、薬を売り込むために病院ごとの医者に営業をかけますから、業界の下層部を見るならば、逆に見えます。
しかし、業界の上層部を見た時に、医学研究機関を支配し、所有し、意のままに操っているのは製薬業界ということになるのです。
大学病院は「新しい薬」や「治療法」を発見するために、製薬業界のお金を使って日々研究をしていますから、当然その「新薬」は製薬会社が喜ぶものでなければなりません。その製薬業界の喜ぶ薬とは、製薬会社が今までより、“もっと儲かる新薬”です。
それでは、製薬会社が今までより、「もっと儲かる新薬」とは一体どんな薬なのでしょうか?
ところで、もし、あなたが製薬会社のお金で、新薬を開発する医学研究員だったと仮定してみましょう。
あなたは、苦労の末、すべての病気を完治させる薬を開発しました。そのひと粒を飲むと、すべての病気が治るのです。世紀の大発見です!まさに夢のような新薬の誕生と言えるでしょう。
ところが、製薬会社はその新薬の誕生を全く喜びません。なぜなら、そんな薬が出回ってしまったら、製薬業界全体がジリ貧どころか、潰れてしまうからです。ですから製薬業界の人間は、あなたにこう言うでしょう。
「なぜ、病気が治るような薬を作っているんだ、このバカ者め!そんな薬を世に出したら、製薬業界全体が軒並み潰れてしまうじゃないか!医学部も全国の病院だって共倒れだ!何のために大金を研究費に投じたと思っているんだ!病気を治してどうするんだ、バカ者!効いているような効いていないような、そういう微妙な薬がいいんだよ!今までだって、大勢の患者に、そういうビミョーーーな効き具合の薬を毎日、毎日、毎日、毎日、飽きもせず、延々と飲ませることで製薬業界は成り立っているんだ!もちろん全国の医者だって、それで成り立っているんだぞ!毎日薬を飲む人がいなくなったら、全国の病院だって、患者がいなくなって潰れてしまうんだ!われわれ製薬業界の望みは、ただ一つ!毎日飲む薬の量が増えることだ!そして、薬を飲んでいるうちに副作用で、だんだん身体の別の場所も悪くなってきて、他の病気まで併発し、別の薬も毎日飲まなきゃいけなくなるというような、そんな薬が最高に儲かるんだ!製薬業界が去年より今年、今年より来年、来年より再来年、もっともっともーーーっと薬が売れるようにしてもらうために、多額の研究費を支払っているんだぞ!!!わかってるのかーーー!!!」
これは冗談ではありません。これが医療・製薬業界のありのままの実態です。
「そんな、まさか…。」とお思いでしょうか。
この記事をお読みの読者さんの多くは
「医者も薬屋さんも、人々の病気を治そうと必死で頑張っている。」
そのように“善意”を信じていると思います。
「世の中は善意で回っている」とあなたは思っているかもしれませんが、世の中はそんなに甘くはないのです。
もし医者や薬屋が、無報酬のボランティアしかいない世の中だったら、その善意は信じてもいいでしょう。
しかし、残念ながら、私たちが現実に生きているこの世は、全てお金で動いています。善意で会社の経営はできません。医療・製薬業界はお金儲けのためにあります。なぜなら、それは巨額の儲けを生み出すドル箱産業だからです。すべてはお金儲けなのです。
もし、お金でなくて、善意で動いている世の中だったら、医学が発展すればするほど、世の中にある病院がどんどん潰れて減っていくはずなのです。でも、あなたの周りを見渡してみてください。なぜ病院も薬屋もどんどん増えて行くのですか?医学は発展しているはずなのに…。
あなたは「薬九層倍(くすりくそうばい)」という言葉を聞いたことがありますか?これは江戸時代からある言葉で、薬の製造価格は非常に安いのに、9倍にしたくらい高く売れるという意味です。それほど薬は高値で売れて儲かるのです。決して、善意のボランティアで薬屋をやっているのではないことがわかるでしょう。実態はボッタクリ居酒屋もうらやむほどの、笑いが止まらないほど儲かる巨大産業なのです。その製薬業界が医学を支配しているのです。
このように、残念ながら、医薬業界の上層では、患者が治ることに重きを置いていません。せっかく病院に来てくれた患者が治ってしまったら、業界が儲からなくなるからです。
結婚詐欺師が、結婚する気なんかサラサラないのと同様に、薬屋もあなたの病気なんか治す気はサラサラありません。薬屋はあなたの健康になんか興味ありません。だって、あなたが毎日薬を飲まなくなったら、全然儲からないじゃないですか!あなたの病気が治って長生きすることが、薬屋にとって、何の得になるっていうんですか?でも、たとえあなたが早死にしようとも、生きている間たくさん薬を飲んでくれれば、大儲けです。それが商売であり、資本主義というやつです。
金儲け中心のこの資本主義社会では、まともな医療の発展は一切期待できません。
健全な医療は、医者や薬屋が、無報酬で働かない限り、存在できないのです。
結婚詐欺師は、なぜ詐欺ですか?結婚するすると言っていながら、全く結婚してくれないから、詐欺なのです。結婚詐欺師が結婚してくれたら、それは詐欺ではありませんよね。
医者は、病気を治療するのが仕事のはずです。しかし、何年も毎日薬を飲ませて現状維持をさせているのは治療ではありません。治療するする詐欺です。結婚詐欺師とやっていることが同じです。医者に通って、その指示通りに何年も過ごしているのに病気が治らないなら、それは詐欺なのです。これは非常に単純明快な理屈ですが、多くの人は受け入れることができません。あたかも結婚詐欺師に騙されている女性が、彼を疑う発想を持っていないのと同じかのようです。
多くの人が納得いかないのは、「私の通っている病院の主治医の先生は優しいし、健康のことを気遣ってくれているいい先生なのに、そんな詐欺師のように言うなんてかわいそうだわ。」ということでしょう。
もちろん、みなさんの日頃お世話になっている主治医は優しくていい人だと思います。でも、結婚詐欺師だって、彼女と会っているときは優しくて、どこからどう見ても、とてもいい人なんですよ。
当然、医学や薬学の道を目指すような人は、人びとの病気を治したいという素晴らしい志を持った、いい人なのです。ですから、個々の医者や、製薬会社に勤めている人も、そんな心優しい、いい人なのだろうと思います。
しかし、優しい人かどうかは無関係なのです。
いくら彼が優しくても、一向に結婚してくれず、お金を取り続けているなら、それは詐欺なんです。
いくら医者が優しくても、あなたの病気を治すことなく、何年も病院に通わせ、毎日薬漬けにしているなら、それは詐欺なのです。
個々の医者はいい人であっても、医療業界のトップは薬屋の儲けのために働いているのですから、腐っているのです。
私は何も、医療全てが詐欺であり、治療していないとは言っていません。医者が治す病気もたくさんあります。たとえば、骨折や、外科手術で治るもの、抗生物質を飲めば1か月以内に治る病気などです。それらのいわゆる儲からない病気は、医者と薬で治すことができます。
しかし、病院と薬屋の主な儲け口は、「長期間通院させ、毎日飲ませる薬」です。そういう薬が出される病気はごまんとありますが、すべて治療ではなく、治療するする詐欺の対象です。
あなたが思いつく限り、「病院に通うと、すぐに完治する病気」と、「長期間通院し、毎日薬を飲む病気」の数を数えて比べてみてください。毎日薬を飲まされる病気はたくさん思いつくのに、病院に通うと完治する病気は、ほとんど思いつかないくらい少ないことが分かります。
これが病院の実態です。
今日、多くの日本人が患っているのは、糖尿病やガンなどのいわゆる生活習慣病です。毎日薬を飲むように言われる病気の代表例でもあります。生活習慣病の人が病院に通うと、例外なく、毎日薬を飲むように言われ、それを死ぬまで続けることになります。
さて、ここでみなさんにお聞きしましょう。生活習慣病になる原因は何ですか?3択でお答えください。「①遺伝のせい、②医者に通って予防薬を飲んでいないせい、③生活習慣が悪いせい」
生活習慣病の原因は、生活習慣です。遺伝のせいでも、薬を飲んでいないせいでもありません。当然、早いうちに生活習慣を正せば、生活習慣病は治すことができます。
ところが、多くの人は、自分の生活習慣を変えたくないので、手っ取り早く薬を飲んで治そうとします。だから騙されるのです。株や投資詐欺に引っかかる人も、お金が欲しかったら真面目に働いてコツコツと稼げばいいのに、めんどうだからと、手っ取り早く儲けようとするので、騙されるのです。楽をして大金を稼ごうとか、薬を飲んで楽をして健康になろうとか、そういう自堕落で身勝手な思考が、詐欺師たちの格好の標的となるのです。
そもそも病気というのは、身体に発生した問題です。問題の解決には、何が必要ですか?
たとえば、「車が動かない」という分かりやすい問題を例に考えてみましょう。直すにはどうしたらいいでしょうか?原因がガソリン切れだったら、ガソリンを補充すれば動きますね。原因が電気系統のショートだったら、ショート箇所を直せばいいでしょう。エンジンが問題だったら、エンジンの修理が必要です。足回りが原因なら、足回りを直さなくてはいけません。このように「問題を直すには、まず原因を知らなければならない」ということが分かります。
生活習慣病は、生活習慣が悪いという原因がありますよね?でも、生活習慣とひと口に言っても、車の故障個所と同様、人によってどんな生活習慣が悪いかは違うのです。ある人は肉と野菜のバランスかもしれないし、またある人は、食べすぎかもしれません。よく噛まないで食べているせいかもしれないし、ビタミンやミネラル不足のせいかもしれない。糖分の摂りすぎかもしれないし、あるいは、外食や既製品ばかりの食生活で、有害な食品添加物を摂りすぎなのかもしれません。そのほか食事だけではなく、働きすぎの過労のせいかもしれないし、毎日の夜更かしで睡眠不足のせいかもしれません。また、運動不足かもしれないし、あるいは激しい運動で身体に負担をかけすぎなのかもしれません。
それが生活習慣というものです。その人の生活習慣のどこが悪いのかを突き止めなければ、生活習慣病が治るはずはありません。
ところが、医師の診療時間は短く、あなたの生活習慣を根掘り葉掘り聞くことはありません。たとえ、あなたの生活習慣を根掘り葉掘り聞いたとしても、何が悪いか突き止められないこともあるのです。その場合は、あなたと一緒に1か月暮らしてみなければ、生活習慣のどこが悪いかは解明できないでしょう。もちろん、そんなことをする医者はどこにもいないのです。そもそも、日本の医師の平均診療時間は5分ほどですから、親身な医者など皆無なわけで、日本の医師に生活習慣病を治すことは絶対にできません。
あくまで、医者はあなたに「毎日これを飲みなさい」と薬を売り込む販売員であって、あなたの生活習慣病を本気で治すつもりもなければ、治す方法すら思い浮かんでもいないのです。
いったい、この世界のどこにガンや糖尿病の治し方を知っている医者がいるのですか?
あなたは聞いたことがありますか?あるはずないですよ。どこにもいないんですよ、そんな医者。
なぜ、あなたは「治し方を知らない医者に行くことを治療と呼んでいる」のでしょうか?
「治し方を知らない人は、治すことができない」という簡単な真理を、なぜあなたは失念しているのでしょうか?
「あなたは、それでも、薬を飲み続けますか?」
「あなたは、それでも、医者を信じ続けますか?」
ここまで読んできて、まだ決断に迷っている人は、もう一度、冒頭の「結婚詐欺師に騙されている女性」の記事を読み返してみてください。
騙されているのに健気に信じ続ける女性、それが今のあなたの姿です。
それでも納得できない人は、実力行使してみたらいいでしょう。
主治医のところに行き、こう言ってみるのです。
「私の病気を半年以内に治してください。毎日薬を飲ませるんじゃなく、ちゃんと健康な身体にしてください!できないなら、今までの治療費を返してください。私は騙されていたんだから!」
医者は怒って、こう言い返すでしょう。
「何を言ってるんだ!現代の医学ではあなたの病気は治せないの!そんなに病気が治したかったら、あんた太ってるんだから、まず、やせりゃいいだろ!医者や薬に頼ろうとするんじゃないよ!いい大人なんだから、ちゃんと自分で健康管理ぐらいしなさい!」
人は怒ったときに、ポロっと本音が出るものです。
それでは、このへんで。
P.S. この長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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