海で万病が治るだって!?

何言ってんだ???

公名牧師は、アホなことを言いだしたな〜


と思うかもしれません





しかし

「海水浴」という言葉は、
もともと泳ぐ目的ではなく、
病気を療養・治療するために
海の水を浴びる
という意味の言葉です



昔の人は、海で病気を治していたのです


温泉に浸かって病気を治療することを
「湯治(とうじ)」と言いますが

に浸かって病気を治療することは
「塩湯治(しおとうじ)」と言いました



なお

「しおとうじ」は漢字で「塩湯治」だけでなく、
「汐湯治」「潮湯治」とも書きました




日本では、少なくとも平安時代の文献
海で「湯あみ」をして身体を療養することが
和歌に歌われています。

「湯あみ」は「湯浴み」と書きます


つまり海の水を浴びることです
(温めて入っていたかそのままかは不明)




海水浴で病気を治療する習慣は
平安時代から江戸時代まで続きました





特に、愛知県常滑市大野町では、
江戸時代に盛んに塩湯治が行われていました


江戸時代の記録に
第二代将軍徳川忠光の弟、福松
塩湯治のために大野に来て、腫れ物の病気が治った
という記録が残っています

また、
「大野は塩湯治の旅行客で賑わい、
旅館ごとに、2、300人も宿泊客が来ており
どんな温泉宿でもこれほど混んでいるのは
聞いたことがない。
旅館の中には海水を汲んで、
それを沸かして使うところもあるが、
海水に直接入るほどには効かない。」
という記述(要約)まで残っています


大野の海水浴の記録は、
平安末期に生まれた鴨長明の記録にまで
遡って確認でき、
愛知県常滑市大野町は世界最古の海水浴場だったと言う人も居るほどです


そして
平安時代より前においても、
文献が確認されていないだけで
治療に使っていた可能性は十分にあるのです


また
神奈川県の大磯町でも盛んに
海水浴が行われていたことが
文献で確認できます


IMG_0869

IMG_0871
IMG_0872
IMG_0874




現代でもタラソテラピー(海洋療法)と呼ばれ

海で病気を治療する療法が残っています










               潮湯治の効果(過去の文献より)

・病気になりやすい体質を治す
・虚弱体質の改善
・美肌効果
・胃腸を強める
・皮膚病の改善
・老廃物や毒素の排出(デトックス)
・精神の安定
・神経痛の改善
・生理不順、子宮慢性病の改善
・筋肉虚弱の改善
・慢性気管支病(ぜんそく?)の改善
・痔の改善
・貧血の改善
・ダニ感染症による肌荒れ(疥癬)
・腫瘍や腫れ物の改善





ちなみに

フグの毒で当たった昔の人は
砂浜に穴を掘ってそこに入り、
波をかぶって治していました


海水浴に行くと
クラゲに刺されることがあります

その時に普通は海を出て治療する
と思います

でも
ちょっと待ってください!

クラゲの毒
海に浸かり続けると治る
のです

治るまで
クラゲのいない場所で
海に浸かることが大切です


そのように
海水には毒抜きの作用があるのです




海は
スーパーデトックスですね!






さて

ここで

温泉についても
見ていきましょう


たとえば
群馬県草津にある四万温泉では
四万の湯が『四万の病いを治す霊泉』
として桓武天皇の時代(1200年以上前)から
湯治場として病気の治療に使われてきました

そのほか
草津温泉には
「恋の病以外に治せない病いはない」
と言われるほど
その治療効果が信じられてきました

江戸時代には徳川家康や吉宗も
江戸まで湯を運ばせて入浴していたほどでした

トラックのない昔の時代に
群馬県の山からお湯を運ぶのは
どれほど大変だったことでしょうか?

それでも
そうするだけの価値があったのでしょうね



草津以外にも

全国各地の温泉に
病気治癒の伝説があります


皆さんも
温泉に行った時に
木の板に書かれているのを
見たことがあるのではないでしょうか?


さらに
現代においては
温泉の治癒効果について
科学的な検証がされています


その結果

中性脂肪の減少
動脈硬化の改善
炎症を抑える作用
・血管内皮機能の改善
喘息、気管支炎、肺気腫などの肺病の改善
アトピー性皮膚炎の皮膚症状の改善(80%)
アトピー性皮膚炎のかゆみの軽減(58%)

などが科学的に確かめられました



特に

アトピーは海で治る」

と昔から言われていたのです






このように

温泉も自然のミネラルが豊富で

日本では昔から

病気の治療に用いられていたのです





温泉や海に入ることを湯治と呼び

病気の治療に利用してきた日本の歴史が

それを物語っているのです








聖書でも

水に浸かることをバプテスマと呼び
神聖な意味を与えていますね



また
聖書には皮膚病のナアマン将軍
預言者のエリシャに言われて
ヨルダン川の水に7度浸かり病気が治った
エピソードがあります


もちろんそれは奇跡ですから、
普通の人は治らないにしても
水に浸かることを特別な行為として
聖書が見なしている
のを見てとることができます







こうしてみてきたように




神様は

海沿いに住む人には、を与え、

山に住むには、温泉を与え、

みんなが日々の健康を維持できるように

備えてくださっているのです











とってもあたたかい神様の愛

感じます









あなたも

神様の愛に包まれて

癒されていただけたら幸いです










ちなみに余談ですが

海が近くにない人
この方法で代用できます

塩化マグネシウム風呂です

私、公名牧師は、浴槽に
塩化マグネシウム拳ひと握り分
塩大さじ2を入れて
入浴しています

Amazonの塩化マグネシウムは
10kg3200円(記事作成時)と
とても安く売っています
海水を使ったホンモノの海水塩
料理に入れても抜群に美味しい
価格も安価だ


入浴剤よりも安く、身体がポカポカ暖まります

いつもお世話になっている人におすそ分けしたら
ポカポカするということで気に入ったそうで
早速使い切り、新しく購入されたそうです

顔も入浴時にお湯で洗うと
お風呂を出た後、化粧水を使っていないのに
なぜか肌が潤っていて不思議です

よろしければ、みなさまもお試しください🐹